ここではスペーシアMK32Sコンビネーションメーターの固定箇所、取り外し手順、必要工具、交換部品を紹介します。
スペーシアMK32Sコンビネーションメーターの取り付け箇所
スペーシアMK32Sコンビネーションメーターの取り付け箇所と配線カプラー位置
■コンビネーションメーター本体の取り付け箇所
⋄コンビネーションメーター表面
- 黄色丸位置:プラスタッピングスクリュー左右1箇所づつ(計2箇所)
⋄コンビネーションメーター裏面
- オレンジ四角部位:クリップ左右1箇所づつ(計2箇所)
■コンビネーションメーター配線カプラー位置
◇コンビネーションメーター裏側
- 紫四角部位:1箇所
になります。
スペーシアMK32Sコンビネーションメーターの取り外し手順
コンビネーションメーターを外す前に下記事項を行って下さい。
■バッテリーのマイナス端子ターミナル取り外し
その理由として
コンビネーションメーターを取り外す際には、エンジンキーをOFFしますが、繋がれていた配線カプラーを取り外すことにより、回路の電気流れが変わり誤作動する可能性を防ぐ為です。
バッテリーマイナス端子ターミナルの取り外します。
上記写真:バッテリーマイナス端子ターミナルへ工具を掛けた状態
注意点
- エンジンキーはOFFの状態で作業を開始します。
- ACCやONの状態であれば、必ずOFFにしてから作業を進めます。
エンジンルーム内にあるバッテリーマイナス端子ターミナルを取り外します。 (赤のカバーが付いている方はプラス端子)
■取り外し端子:バッテリーマイナス端子ターミナル:10mm
- 10mmメガネレンチや10mmボックスレンチを使用します。
- バッテリーマイナス端子を止めているターミナルを緩めてバッテリーから取り外します。
上記写真:バッテリーマイナス端子よりターミナルを取り外した状態
■車内にて、コンビネーションメーターの取り外しを進めて行きます。
※下記ばらし説明に掲載しております写真には、状況を分かり良くする為、バッテリー端子を繋いで撮影しております。コンビネーションメーターの配線取り外しには、バッテリーマイナス端子ターミナルを外してからの作業をしております。
下記写真
赤色矢印:コンビネーションメーターバイザーになります。
コンビネーションメーターバイザーを取り外すと、コンビネーションメーター本体の取り付けが見えます。
下記写真の
赤色矢印で囲まれた部品が、コンビネーションメーターバイザーになります。
- コンビネーションバイザーは、全てはめ込みになります。
- 内装を剥がす為のツールがあると取り外しに便利です。
注意点
内装部品に関しては、樹脂パーツになりますので、気候による温度変化により部品が収縮します。特に冬場や気温が下がる季節に於いては、部品が縮むため、無理に取り外しをおこなうと、部品の割れや白化が起こりやすくなります。
- 冬場などの気温が低下する時期の作業は、ヒーターで車内温度を上げてから作業をおこなってください。
- 部品が破損した場合は、部品交換になりますので、慎重にゆっくりと作業を進めてください。
先ずは、
下記写真:フロントピラーガーニッシュ(赤色矢印)を取り外していきます。
下記写真参照
- 赤色矢印のドアオープニングトリムを引っ張り、取り外します。
- 青色丸部位に、フロントピラーガーニッシュのクリップ(4箇所)があります。
緑色矢印側から見たビューが下記の写真になり、
クリップリムーバーを使い、クリップを浮かせていきます。
1箇所クリップが外れれば
フロントピラーガーニッシュとフロントピラー(ボディ)の間に隙間ができます。
- 隙間のクリップ位置付近(青色丸位置)に指を入れ、1箇所づつ手で引っ張ります。
注意
- クリップ付近に指を入れて引っ張ると、クリップが外れやすくなります。
- 無理に引っ張ると、部品の破損や白化の可能性がありますので、慎重に作業を進めてください。
- クリップが外れにくい場合は、クリップリムーバーを使用してください。
- 冬場など気温の低い季節での作業は、必ず車内温度を上げて部品が暖まるまで待ってから、作業を進めて下さい。気温が低い場合、部品が収縮しており、破損の可能性が高くなります。
フロントピラーガーニッシュが外れました。
下記写真を参照
■赤色丸位置:フロントピラーガーニッシュのクリップが差し込まれる位置になります。
注意点
- クリップがフロントピラーガーニッシュから外れ残る可能性があります。
- クリップがボディ側に残った場合には、クリップを取り外して、フロントピラーガーニッシュに取り付けをしてください。
下記写真にて
- クリップが残った場合は、ノーズプライヤーを使用します。
緑色矢印から覗いたビューが下記の写真になります。
- 黄色矢印:コンビネーションメーターバイザー
- 赤色矢印:インパネとコンビネーションメーターバイザーとの合わせ部
下記写真にて
■インパネセンターにあるナビゲーションパネルを取り外していきます。
- 緑色矢印:ナビゲーションパネル
- 黄色矢印:フレッシュエアダクト
- 赤色矢印:インパネとコンビネーションメーターバイザーとの合わせ部
■2つの部品を、内装剥がしツールと手で外していきます。
ナビゲーションパネルとフレッシュエアダクトを外す事により、コンビネーションパネルとインパネの合わせ部を露出していきます。
ナビゲーションパネル上部とインパネとの隙間に、内装剥がしツールを差し込み隙間を作ります。
- 上記で出来たインパネとナビゲーションパネルの隙間に指を入れます。
- 手前(自身側)へ引っぱる事で、クリップの篏合が外れ、ナビゲーションパネルが外れます。
ナビゲーションパネル裏側には
- 赤色丸位置:クリップ3箇所
- 黄色丸位置:インパネへの差し込み爪
- 赤色矢印:ハザードスイッチ配線カプラー
が取り付けられています。
ナビゲーションパネル裏の
赤色矢印のハザード配線カプラーを取外し、ナビゲーションパネルを外します。
下記写真を参考に
■フレッシュエアダクトを取り外します。
- 内装剥がしツールを差し込み、隙間を作ります。
- フレッシュエアダクト裏には、赤色丸位置に爪が3箇所あります。
- 爪はインパネ側に篏合されており、3箇所の篏合を外せば、フレッシュエアダクトが外れます。
内装剥がしツールで徐々に爪を浮かせ、手前(自身側)へ手で引っ張ります。
下記写真は
フレッシュエアダクトの爪位置(3箇所)になります。
赤色丸位置が、インパネ側フレッシュエアダクト爪の差し込み位置になります。
これでコンビネーションメーターバイザーを取り外す為の、周辺部品が外れました。
■コンビネーションメーターバイザーを取り外します。
下記写真を参考に
フロントピラー側
- 手でコンビネーションバイザーを持ち、手前(自分側)へ引っ張り隙間を作ります。
- インパネとコンビネーションバイザー合わせ目に、内装ツールを差し込み隙間を作ります。
内装剥がしツールを使用して、隙間を徐々に広げていきます。
全体的に隙間が出来てきました。
隙間に指先を入れて、手前(自身側)へ引っ張ります。
更に、隙間に入れる指位置を変えて、手前(自身側)へ引っ張ります。
コンビネーションメーターバイザーが、外れてきました。
下記写真
コンビネーションメーターバイザーを取り外した状態です。
下記写真参照
赤色丸位置に、
- コンビネーションメーターバイザーの爪とクリップが差し込まれ篏合されていました。
- 9箇所の爪と1箇所のクリップで篏合されています。
下記写真は
コンビネーションメーターバイザーの裏側になります。
- 赤色丸位置:9箇所の爪
- 黄色丸位置:1箇所クリップ
計10個所により、コンビネーションメーターは、インパネと篏合されています。
下記写真が、コンビネーションメーターになります。
- 赤色丸位置:プラスタッピングスクリュー左右1個所づつ(計2箇所)
- 黄色丸位置:メーター裏クリップ左右1箇所づつ(計2箇所)
■コンビネーションメーターの取り外し
- 赤丸位置のプラスタッピングスクリューをプラスドライバーで外します。(2箇所)
- コンビネーションメーターサイドを両手で持ちます。
- 手前(自身側)へ引っ張り黄色位置のクリップを外します。
下記写真は、コンビネーションメーターの取り付けが外れた状態です。
下記写真が、コンビネーションメーター裏になります。
- 黄色丸位置:コンビネーションメーター取り付けクリップ
- 緑色丸位置:コンビネーションメーター配線カプラー
■コンビネーションメーター配線カプラーを外します。
注意
※写真では、解説用にバッテリー電源を繋いでおりますが、コンビネーションメーターカプラーを外す前に、バッテリーマイナス端子ターミナルを外して下さい。
コンビネーションメーターが外れました。
スペーシアMK32Sコンビネーションメーターばらしに使用する工具
・ラジオペンチベントノーズタイプ
- めがねレンチ
- 内装・内張り・パネル 脱着工具 クリップクランプツール
スペーシアMK32Sコンビネーションメーター脱着に交換必要なパーツ
特にありません。
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